「箱根 エモア・テラス」仙石原の大自然の中で巡るアートと美食 −オリエント急行貸切プラン−

雄大な自然、アート、食が融合した箱根・仙石原の新名所

2023年春、箱根・仙石原に誕生した箱根 エモア・テラス by 温故知新。フランスのガラス工芸家・宝飾デザイナーであるルネ・ラリック（1860-1945）の作品を展示する箱根ラリック美術館に、レストラン・カフェ・パティスリーが新設されて生まれ変わった複合施設です。

Otonami限定で行われる本体験は、箱根ならではの雄大な自然、そしてアートと美食を堪能し尽くす特別なツアーです。はじめに、窓の外に美しい四季の移ろいを望むカジュアルフレンチレストラン「Restaurant Emoa（レストラン・エモア）」にて、セミビュッフェスタイルでのランチタイム。食後には、箱根ラリック美術館でルネ・ラリックの作品と魅力に存分に触れます。さらに、ラリックが室内装飾を手がけた豪華列車「オリエント急行」をOtonami限定で貸し切り、列車内で優雅なティータイムを堪能します。

豊かな自然に溶け込んだレストランでのランチタイム

はじめに、庭園と店内に降り注ぐ陽の光が美しいレストラン・エモアでのランチタイムから。座席にはオリジナルのしおりと館内マップが用意され、レストランのスタッフからツアーについて簡単なガイダンスがあります。

サラダやデリ・スイーツはセミビュッフェスタイルで用意され、メインディッシュはお好きなものを選ぶことができます。箱根西麓野菜や箱根山麓豚など地場産の素材をふんだんに使ったシェフこだわりの料理の数々は季節や日によって替わり、何度足を運んでも新しい一皿との出会いがあるでしょう。

「ジュエリースイーツ」と名付けられた、ラリックのガラス工芸の煌めきを宿したようなスイーツビュッフェにも注目です。3人のパティシエが日々腕をふるう“味わうアート”は、きっと写真に収めたくなることでしょう。春は新緑、夏は生き生きと力強い緑、秋には黄金色に染まった景色、そして冬には真っ白な綿帽子かぶった山の稜線を望むレストラン・エモアで、至福のランチタイムをお過ごしください。

ルネ・ラリックの幻想的な世界に没入する

ランチの後は、箱根ラリック美術館でのアート鑑賞へ。ルネ・ラリックは、アール・ヌーヴォーとアール・デコの両時代にわたって活躍したフランスの宝飾・ガラス工芸の巨匠。その作品は、日本の伝統工芸品の繊細さや構図の目新しさに影響を受けたといわれています。

箱根ラリック美術館では、所蔵する1500点の作品の中から常時約230点の作品を展示しています。ブローチや髪飾りなどのジュエリー、香水瓶、フラワーベース、シャンデリアから豪華な室内装飾に至るまで、瞬きするのを忘れるほど眩い作品の数々をじっくり鑑賞します。

見どころの多い館内でも、1階エントランスと2階のセレクトコーナーは必見。柔らかな光と共にゲストを迎える、鏡面加工が施された装飾パネル『花束』の美しさもさることながら、『狩り』と名付けられた天上のシャンデリアにも注目です。森の木々の他に、表情の異なる猟犬の姿が密かに装飾されていることに気付く人は少ないそう。そこには、ラリックの故郷・シャンパーニュ地方の自然への敬愛を感じます。

セレクトコーナーには、岐阜県の郡上八幡から運ばれたけやきの大木4本が天上高くそびえるように設えられ、美術館のコレクションの中からテーマに合わせて厳選された作品が展示されます。煌びやかでありながらも、自然への慈愛に満ちたラリックの作品との調和を存分に感じてみてください。

オリエント急行を貸し切って過ごす優雅なティータイム

素敵なひとときは、豪華サロンカー「オリエント急行」列車内での優雅なティータイムで締めくくります。通常は当日予約のみで事前に席の確保ができませんが、Otonamiプランで特別に貸し切りが可能に。ラリックが空間装飾を手がけた1929年製のこの車両は、パリとフランス南部を結ぶ「コート・ダジュール特急」として2001年まで実際に使用されたもの。2004年に箱根のこの場所に移設されました。

車内に一歩足を踏み入れると、ガラス装飾のゆらめきと優美な設えにうっとり。列車やラリックの空間装飾についての特別解説を聞きながらじっくりと鑑賞しましょう。ここで過ごすティータイムは格別のひととき。パティシエこだわりのスイーツを、ペアリングにぴったりのワイン、紅茶や日本茶を使ったフレーバーティー、ハーブティーなど、Otonamiプランのためにセレクトされたドリンクと共にいただきます。

箱根・仙石原で思い出に残る特別なひとときを

日本のみならず世界中の人々を魅了してやまない箱根。なかでも四季折々の豊かな自然に恵まれ、アートと食を楽しめる仙石原の魅力を凝縮した今回のプラン。日々の喧騒を忘れ、自然に囲まれながら五感を解き放つひとときは、きっと特別な思い出となることでしょう。