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東京手描友禅の名匠・熊﨑和人氏に学ぶ色挿し体験 / 全3回 −好みの色柄で作る正絹製ストール−

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体験の概要

正絹製のストールに東京手描友禅の技法で色挿しを行う、全3回のものづくり。指導するのは、東京手描友禅の名匠・熊﨑和人氏。シルク100%の布地20色と、「ゆり」「葉っぱ」「ぼたん」の3種類の絵柄をお好みで組み合わせ、自由に色を挿していきます。仕上げには手描友禅師が金線を挿し、オリジナルのストールが完成。下絵書きに糸目糊置きと、友禅の歴史に直接触れられる貴重な工程を体験します。

体験の特徴

・東京手描友禅染の技法で正絹に色挿しを行い、全3回の体験でオリジナルのストール(1枚)を作る特別プラン。
・20色の布地と3種類の絵柄からお好みの組み合わせを選びます。
・東京手描友禅の名匠より友禅の歴史と工程を学び、その魅力に深く浸ります。

12,100円〜
(名/税込)

2〜5名

約300分

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詳しい内容

友禅の歴史と美に触れる極上の3日間

東京・新宿といえば、高層ビル群や繁華街のイメージがありますが、実は日本の染め物と縁深い場所。神田川流域では古くから友禅流しが行われ、長きにわたり江戸の染色文化を支えてきました。染色に使われる糊を洗い出すため、その美しい水が必要不可欠だったのです。

色調を抑えた濃淡で表現する東京手描友禅

そんな神田川のもとに発展したのが、本プランで体験できる「東京手描友禅」。技法を継承する数少ない名匠である熊﨑和人氏は、古典文様をはじめ時代の流れに寄り添った作品制作に励んできた職人です。「宇宙」や「大海原」といったモダンなテーマにも挑戦し、型にはまらない大胆な作風で舞台衣装の製作も手がけています。

江戸らしい「粋」を表現した東京江戸友禅

東京手描友禅は粋な江戸の町人文化の影響を受け、色調を抑えた濃淡で表現します。職人が分業で仕上げるのではなく、1枚の友禅にかかる工程のほとんどを一人でこなす点も大きな特徴。今回は持ち味であるこの「一貫作業」の一部も体験できます。

手描きとは思えない緻密な描写

「手描」と名が付く通り、型を使わずすべて手描きで作られるため、描く人の個性が強く表れるところも東京手描友禅の魅力。本体験では、熊﨑氏が自ら施した絵柄に自由に色を挿し、オリジナルのストールを製作します。東京手描友禅の歴史に想いを馳せながら、心静かに作品と向き合う時間を堪能しましょう。

友禅師のレクチャーから、重要な工程を体験

体験の1回目には、友禅の歴史を学び、織物に色を挿す練習を行います。友禅師による解説を聞き、友禅の成り立ちと制作工程について理解を深めましょう。

友禅の変遷を知り、制作がより楽しみになる

初日には東京手描友禅の特徴である一貫作業の一部を体験。下絵に練習用の織物を重ね、筆に青花液を含ませたら下絵に沿って写し描きをします。筆の勢いにのせて弾むように手を動かすのがポイントです。

織物への線描はなめらかに描けると気持ちがいい

下絵が描けたら、線に沿って糸目糊を置いていきます。糸目は隣り合う色とのにじみを防ぐ防波堤の役割を持つため、工程のなかでも非常に重要な作業。糊筒を握って糊を押し出しながら、途切れないよう慎重に行います。

糊を置く工程。力加減を一定に保つには集中力が必要

じんわりと色づくさまにうっとり

友禅師に「地入れ」と呼ばれる作業をお願いして、しばしランチ休憩。お腹が満たされて戻った頃には、糸目糊が織物に定着している状態に。ここから自分の書いた糸目の合間に色を挿す練習を行います。織物の後ろにかけた竹製の伸子(しんし)を片手でしっかりと持ち、刷毛で丁寧に彩色します。

染料のにじみが広がる様子は、ずっと眺めていたいほど美しい

ふちまできっちり塗らずとも、染料が勝手に糸目のきわまでにじんでいきます。本番のストールへの色挿しをイメージしながら、コツをつかみましょう。

にじみを止めるためにこまめに乾かす

イメージを刷毛にのせてじっくりと彩色

体験の2・3回目はいよいよ本番です。ご自身が選んだ布地に、友禅師があらかじめ絵柄を糊置きしてくれるので、そこへ色を挿します。布地と絵柄の色のバランスを見て配色を考えましょう。正絹製の布地は20色から、絵柄は「ゆり」「葉っぱ」「ぼたん」の3種類から選ぶことができます。

左から、ゆり・葉っぱ・ぼたん

配色が決まったら色挿しへ。練習を思い返しながら、1か所ずつ色を挿していきます。薄い色をのせてから徐々に濃い色をのせてぼかしを作る。この濃淡による立体感が、東京手描友禅の魅力のひとつです。

同じ絵柄でも配色によって雰囲気ががらりと変わる
ぼかしを入れる際には毛先に傾斜のある刷毛を使う

完成したスカーフは後日お手元に

出来上がった作品は、蒸し、ドライ、水洗いなどの工程を経て、友禅師が金線を施して仕上げます。3回目の体験後約10日でご自宅にお届けするため、どんな仕上がりになるか楽しみにお待ちください。

手をかけて育てた作品は、ちょっとした失敗すらも愛おしい

実際に手を動かしてみると、その奥深さがわかる東京手描友禅。選べる絵柄は半年に一度のペースで刷新されるほか、色挿しをする時の気温や湿度によって仕上がりの風合いが変わるため、何度でも体験してほしいもの。ご自分へのご褒美にも大切な人への贈り物にも、体験を重ねてぜひ東京手描友禅の魅力を味わい尽くしてください。


事業者画像

提供
講師プロフィール 熊﨑和人

1946(昭和21)年生まれ。15歳で服部秋巳氏に師事したのち、28歳で独立。1994年(平成6)年に伝統工芸士の認定を受ける。精緻な図柄とやわらかな色調を得意としながら、モダンなテーマにも挑戦。紅白歌合戦出場の演歌歌手のステージ衣裳も手がける。工房にて手描友禅塾を開講するほか、小学校での体験セミナーで講師を務める。

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開催場所

東京都工芸染色協同組合(2F和室)

〒161-0032 東京都新宿区中落合3-21-6
・都営地下鉄大江戸線 落合南長崎駅(A1出口)より徒歩約5分

予約について

催行決定日よりご希望の日付を選択してください

催行日時|金曜 10:00〜

※日により開始時間が異なる場合があります。詳しくは催行決定日の日付をクリックして、開始時間をご確認ください。

現在ご予約が可能な催行日がございません。

即時予約

リクエスト予約

残数僅か

受付終了

開催なし

〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
□リクエスト予約は、お客様のリクエストに沿って空き状況を確認、後日予約の受付可否をご連絡します。


料金

1・2・3回目 各12,100円(名/税込)
※全3回(合計 36,300円)の体験で1枚のストールを製作。全3回のご予約・ご参加が必須となり、各回のご料金は予約時に都度お支払いいただきます。
※4回目以降は、同価格で3種類以外にも他の色・柄を選んで体験することができます。ご希望の場合は、3回目のご参加時に現地でご相談ください。

料金に含まれるもの 体験料、講習料、材料費、施設利用料、送料



催行人数

最少催行人数:2名(予約期限までに最少催行人数に満たなかった場合、本体験は開催されません。ご了承くださいませ)
※1回5名限定
※1名からご予約いただけます


体験の流れ

1.東京都工芸染色協同組合(2F和室)に集合(体験開始の10分前にお集まりください)
2.友禅体験 (約120分)
3.休憩(60分)
4.友禅体験(約120分)
5.解散
※終わらない場合は次回に続きを行います。
※場合によっては終了時間が約30分延びてしまうことがあります。
※作品は後処理をして後日お送りします。

※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。


キャンセルポリシー

開催168時間前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%


お持ち物

特にございません。


服装

エプロン(汚れても良い服装でおいでください)


お支払方法

クレジットカードでの事前決済となります。


参加条件

15歳以上


予約期限

開催日の7日前まで。


特記・免責事項

やむを得ない事由により中止になる場合がありますのでご了承ください。

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