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水引工芸家・内野敏子氏に習う季節の小物作り −日本橋「&C space by HARIO」にて−

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体験の概要

水引工芸家・内野敏子氏から水引の基礎を学ぶプランです。四季折々のテーマに沿って、箸置きや節句にちなんだ飾り、アクセサリーなど、暮らしを彩る小物を制作。基本の結びから様々な作品が生まれる水引の豊かな世界をお楽しみください。会場は、創業100年を超える耐熱ガラスメーカー「HARIO」が運営する、東京・日本橋の「&C space by HARIO」。体験後は内野氏を囲み、HARIO製品でコーヒーまたは紅茶をいただけます。

体験の特徴

・水引に長く携わってきた水引工芸家の内野敏子氏から直々に水引の基礎の結びを教わる、Otonami限定プラン。
・&C space by HARIOのワンフロアを特別に貸し切り、リラックスした空間で体験できます。
・月替わりのテーマで作品を作るので、いつからでもスタートでき、水引がはじめての方からリピーターまでおすすめ。

※こちらのプランもおすすめです。
「和菓子 万くみ」流・大人のアレンジ和菓子作り体験 −日本橋室町のカフェにて−
呼吸の料理」の提唱者・深澤大輝氏に学ぶ食養生と小豆味噌づくり −日本橋室町のカフェにて−

7,700円〜
(名/税込)

2〜10名

約120分

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詳しい内容

結びから広がる世界に魅せられて

贈り物に彩りを添える飾り紐「水引」。結び目や本数、色によって贈り主の心を伝える日本独自の素材です。そのルーツは飛鳥時代にまでさかのぼるといわれ、明治から昭和時代初期にかけて、華やかな細工が施されるようになりました。

内野氏による作品「鳳凰」
撮影:ホテル雅叙園東京(東京都指定有形文化財「百段階段」に於いて)

内野敏子氏は、「普段の暮らしに水引を」をテーマに、1995年から水引工芸家として活動。武蔵野美術短期大学で油彩を学んだ後に、ある仕事で結ぶ前のそのままの水引に出合い、その美しさに心を打たれたといいます。

現在は熊本を拠点に、全国各地で作品販売や個展、ワークショップを開催。2014年には、日本赤十字社からフランス赤十字社への150周年記念の贈り物の制作を手がけました。

気さくな人柄が魅力的な内野敏子氏と小物作りを楽しむ

内野氏の水引作品に大きな影響を与えているのが、2000年より編み組みの世界をさらに掘り下げるために始めたバスケタリーです。素材の始末に知恵や技を使い、簡潔かつ美しい佇まいを表現する水引に対して、バスケタリーでは継ぎ目が表に出ることを厭いません。水引の素材と技法を用いて作品を編んでいくと、ねじれが生じて思いもよらぬ造形が生まれるのだそう。バスケタリーと水引双方の表現を生かした、唯一無二の作風を持つ内野氏から学べることも、本体験の大きな魅力のひとつです。

自由なバスケタリーと、簡潔な美しさが特徴の水引の技法・素材が融合し、ユニークな形が生まれる

水引の美しさが映える、光とガラスに囲まれた空間

内野氏は、自身の作品を展示する時、木や布などの自然素材やガラス製品をよく使うのだそう。そこで本体験の会場として選んだのが、老舗の耐熱ガラスメーカー・HARIOが手がける東京・日本橋の&C space by HARIOです。1921年創業のHARIOは、耐熱ガラスの特性とガラス加工の技術を生かし、コーヒー・ティー関連器具をはじめ、テーブルウェア、調理器具など多彩な製品を作り続けてきました。 

&C SPACE by HARIOの1階ではアクセサリー、2Fではコーヒーやティー関連器具、3Fではテーブルウェアを中心に取り扱う

2024年3月にリニューアルオープンした&C space by HARIOでは、HARIOのすべての製品を実際に手に取って試すことができます。 今回はその2Fまたは3Fを貸し切っての体験となります。作品の全体像を見るのに透明なガラスは最適だといいます。作品が映えるぴったりの器を見つけるのも、楽しみのひとつになるかもしれません。

&C space by HARIOの2F。HARIO製品に囲まれた空間で体験を行う

繊細な見た目と相反する水引の強靭さ

体験は基本の「あわじ結び」からスタート。貝の鮑に似ていることから「あわび結び」と呼ばれていたものが、転じて「あわじ結び」と呼ばれるようになりました。あわじ結びも含めよく使う技法は6種類ほどあり、そこから様々な作品が生まれます。

あわじ結びからスタート。水引の基本の結びの名称の由来や意味なども学べる

水引はこより状にした和紙を水糊で固めて作られており、一度あとがつくと元通りになりません。ひと筋(1本)ずつ重ならないように丁寧に揃えて結んでいきます。繊細で美しい見た目に反して、美しく結ぶには意外と力が必要です。強い力で引っ張ってもほつれたり破けたりすることはなく、原材料である和紙の強靭さに驚かされます。

色、素材ともに多種多様な水引から作品が生み出される

水引では、使う色がそれぞれ意味を持ちますが、なかでも紅白は内野氏が心惹かれ、大事にしている色づかい。また、平安装束の色合わせ「かさねの色目」も作品に取り入れています。

梅結びで作る花箸置き。季節に合わせて小物を作るのも楽しい

あわじ結びができたら、いよいよ小物づくりに挑戦。月替わりのテーマで、飾ったり、実際に使ったり、日々の暮らしで楽しめる小物やアクセサリーを作ります。内野氏がするすると結んでいく手元を見ると一見簡単そうに見えますが、実際にやってみると、水引がねじれてしまったり、形が整わなかったり、なかなか思ったようにできません。少しずつ工夫を重ねながら、自身の思い描く作品に近づけていきましょう。

「丁寧に、美しく、相手を思い」結んでいく

水引を結ぶときに大切なのは、「丁寧に、美しく、相手を思う」こと。祝儀袋や結納品など、人生の節目の贈り物をラッピングのリボンのように彩ることも水引の役割です。受け取る方のことを思えばこそ、美しい結びが出来上がります。

水引をプラスすることで、相手を思う気持ちをさらに重ねることができる

また、水引を結べるようになることで、日常的にちょっとした贈り物をする機会が増え、生活が豊かになるといいます。ご自身の結婚式の引き出物、嫁ぐ娘へのブーケ、ご先祖に供える季節のお花を作るなど、内野氏の生徒には水引が生活の一部になっていく方が多いそう。

子どものように素直な心で学ぶ

作品が完成した後は、内野氏を囲んでティータイムを楽しみます。HARIOの器具で淹れたコーヒーや紅茶を味わいながら、楽しいひとときを過ごしましょう。

ガラス張りの明るい店内でリラックスして過ごすティータイム

これまで延べ数千人以上の方に水引を教えてきた内野氏ですが、上達が早い方に共通するのは「素直なこと」。幼い子どものような好奇心で学ぶことが大切だと言います。「技術を習得するには時間がかかりました。懲りずに同じことを繰り返し伝えていられるのは、私自身が簡単に身につけたわけではないからです。技術を積み重ねれば、その分いろいろなことができるようになります。ぜひ腕を磨いて、自分の力にしてほしいと思います」。

表紙の作品は、水引素材と紅白の美しさを追求したもの

内野氏が抱いていた夢のひとつが、ろう者へのワークショップでした。2022年から手話の勉強を始め、縁あって2023年春に初回ワークショップを通訳付きで実現。当初は通常のワークショップと同様に水引工芸を伝えることと、素材に触ってもらうことが目的でした。活動を通じて、「見る力」が非常に優れているろうの方が、手の動きを的確に習得していく様子に大きく心を動かされたそう。さらに先へつなげていきたいと考えています。

立体的な作品を作れるのは、紙を素材とする水引ならでは

水引には、素材ひとつとってもたくさんの種類があり、初心者には扱いづらいものもあるため、上達していくためには知識と鍛錬が欠かせません。手先の器用さに関わらず、学ぶ姿勢とこつこつ地道な練習こそが、自由な造形の世界への扉を開いてくれるのかもしれません。

ものづくりの楽しさから、贈る楽しさへ

水引に触れてみて感じるのは、ものづくりは素材ありきだということ。手仕事をする機会が減っている現代では、普段の生活で使うものが「何でできているか」に注意を払うきっかけは少なくなっています。水引を結ぶ体験を通じて、素材の特性がものの形に影響を与えていることに気づかされます。

もっと綺麗に結べるようになりたい、次は違う結びに挑戦したい、いろいろな水引を試してみたい……。小さな試行錯誤を重ねるうちに、少しずつ美しい形を作り出せるようになり、つい誰かに贈りたくなるかもしれません。

暮らしを華やかに彩る水引

本プランでは毎月多彩なテーマをご用意。1回の体験で作品が完成するので、繰り返して参加することでバラエティーに富んだ作品作りを楽しめます。はじめて水引に触れる方にとっても、これまで自分なりに作品を作ってきた方にとっても、本体験は優れた手引きとなるでしょう。ぜひ日々の暮らしに水引を取り入れる楽しみを見つけてみませんか。


事業者画像

提供
水引工芸家・内野敏子

広告デザイン、建築設計の仕事を経た後、横浜にて1995年に水引工芸、2000年にバスケタリーを始める。2005年より熊本在住。国内外で展覧会・ワークショップ開催多数。イタリアやサウジアラビアでもワークショップを行い、結びの可能性を再認識。水引素材の美しさに魅了され続けている。

事業者画像2

提供
&C space by HARIO

1921年創業の耐熱ガラスメーカー、HARIOが運営するショールーミングショップ&イベントスペース。HARIOのアイテムを通して、さまざまな人・ものを「&」でつなぐというコンセプトで立ち上げられた。コーヒー・ティー関連器具や様々なテーブルウェア、調理器具などを実際に手に取って試すことができる。

開催日を確認

開催場所

&C space by HARIO


〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1-12-15 2F・3F
・東京メトロ銀座線、半蔵門線 三越前駅から徒歩約4分
・総武線快速 新日本橋駅より徒歩約6分
・都営浅草線 日本橋駅より徒歩約9分

予約について

催行決定日よりご希望の日付を選択してください

催行日時|第2週の木曜 10:30〜12:30 / 13:30〜15:30 ※2024年8月・11月は開催がございません。 ▼各月のテーマ 2024年 6月:花箸置き(2枝)〜かさねの色目バージョン(夏の色) 7月:水引で作る夏色のリング 9月:花箸置き(2枝)〜かさねの色目バージョン(秋・冬の色) 10月:普段の着物を楽しむ帯留め 12月:新年を迎える準備~手のひらサイズのお正月飾り 2025年 1月:花箸置き(2枝)〜かさねの色目バージョン(春の色) 2月:五節句「桃の節句」の小さな飾り 3月:贈り物を包む(折形と水引) 4月:五節句「端午の節句」の小さな飾り 5月:贈り物にも使える小さなかご(2点) ※テーマは変更になる場合がございます。

※日により開始時間が異なる場合があります。詳しくは催行決定日の日付をクリックして、開始時間をご確認ください。

2024年5月

即時予約

リクエスト予約

残数僅か

受付終了

開催なし

〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
□リクエスト予約は、お客様のリクエストに沿って空き状況を確認、後日予約の受付可否をご連絡します。


料金

7,700円(名/税込)
料金に含まれるもの 体験料、講習料、材料費、施設利用料、コーヒーまたは紅茶


催行人数

最少催行人数:2名(予約期限までに最少催行人数に満たなかった場合、本体験は開催されません。ご了承くださいませ)
※1回10名限定
※1名からご予約いただけます


体験の流れ

1.&C space by HARIOに集合(体験開始の5分前にお集まりください)
2.各月のテーマに合わせた基礎レッスンと作品づくり(約90分)
3.コーヒーまたは紅茶のご提供・歓談(約30分)
4.解散

※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。


キャンセルポリシー

開催336時間前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%


お持ち物

・ボールペン等の筆記用具
・必要な方は、作品を持ち帰る小さな袋(A5サイズ程度)


服装

特にございません。


お支払方法

クレジットカードでの事前決済となります。


参加条件

10歳以上、中学生未満の方は保護者の同伴が必要です。
※同伴者の方も1名様分の料金を申し受けます。
※子ども料金の設定はございません。
※10歳以上、中学生未満のお子様がご参加される場合、水引を結ぶ際に指の力が必要となるため、大人と同様に作品を作ることが難しい場合があります。お子様のご参加についてご質問のある場合は、「質問・ご要望欄」からお問い合わせください。


予約期限

開催日の14日前まで。
※体験日によって開催日の7日前となる場合がございます。


特記・免責事項

やむを得ない事由により中止になる場合や体験内容に変更が生じる場合があります。あらかじめご了承ください。

よくあるご質問

駐車場はございません。お車でお越しの場合は近隣のコインパーキングをご利用ください。

撮影していただいてかまいません。ただし、他のお客様へのご配慮をお願いいたします。

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